【琉球 vs 磐田】初勝利に向けて、風間宏矢が口火を切ったゴールへの姿勢と引き分けの価値

2020年7月28日(火)


愛媛戦の69分。1点を追いかける琉球は、阿部拓馬の強引なドリブル突破からチャンスを作り、左サイドの茂木駿佑にパスを送る。その瞬間、右サイドハーフで先発出場した風間宏矢は「モテ!」と連呼しながらエリア内中央右へと駆け上がると、相手を引き寄せながら上がりを待っていた茂木からラストパスが届く。

「逆サイドにボールがあるときは必ずペナルティー(エリア)に入っていくことを常に意識していた。あのときモテ(茂木駿佑)がしっかり僕の声を聞いてくれて、絶対に(ボールが)来るだろうなと思っていました。(グラウンダーのクロスボールに合わせるのは)正直難しかったんですが、集中して低いボールで打とうと考えていました」。

PA内に生まれたオープンスペースに入り込んだ風間は正確かつ力強い弾道のシュートを放ちゴールネットを揺らすと、軽く拳を突き上げてすぐさまセンターサークルまで戻り、自らがもたらしたフォローの風を止めることなく追加点を奪いに行くぞとチームを鼓舞させた。

しかし、試合後の会見で顔を見せた風間の表情は険しい表情を見せていた。
「これまでの試合も決して手応えが無かった訳ではない。ただ愛媛戦でも決めきれる場面で決めきれないと勝つことは難しいなと感じました」。

7戦未勝利が続く琉球は、決して揺らぐことのないアグレッシブな攻撃姿勢を示し続ける。失点のリスクは承知の上。だからこそ複数得点にこだわる必要がある。愛媛戦では畳み掛ける攻撃を見せ決定機を作りながらも結局1-1の引き分けに終わった。しかしボールホルダーを追い越す動きが数多く見られたのも事実であり、そのひとつの形が風間のゴールにつながった。

チームに自信とエナジーを与えたゴール。それに結びついた連動した動き。ターニングポイントとなるであろう愛媛戦での引き分けの価値を活かし琉球サッカーの浸透度を示すべく、次なる磐田戦ではより勝利を追求する姿を見せてほしい。


文:仲本兼進(琉球担当)


明治安田生命J2リーグ 第8節
7月29日(水)19:00KO タピスタ
FC琉球 vs ジュビロ磐田
タピック県総ひやごんスタジアム(FC琉球)
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