【柏 vs 湘南】「自分のプレーで日立台を沸かせたい」と闘志を燃やす山田雄士

2020年8月4日(火)


昨年の明治安田生命J2リーグとYBCルヴァンカップの戦いを通じて、ネルシーニョ監督は多くの若手選手を起用し、彼らの可能性と適性を探っていた。それはプロ1、2年目の若手にとどまらず、当時高校3年生だった細谷真大、鵜木郁哉の2種登録選手も含めてである。

その若手の一人、今年プロ2年目を迎えた山田雄士は、ルーキーだった昨年はYBCルヴァンカップのグループステージ最終戦の仙台戦でデビューを飾ったものの、途中出場で20分に満たない出場時間しか与えられなかった。柏アカデミーで1学年上の田中陸、宮本駿晃、中川創、同期の杉井颯らが少しずつ出場機会を伸ばしていく姿を尻目に、「なぜ自分は試合に出られないんだろう」と悔しい思いをしていた。
だが山田は不貞腐れるどころか、松原直哉コーチと栗澤僚一コーチのアドバイスを受けて自分自身を客観視し、「うまくできないのに焦って試合に出るよりも、しっかりと100%の準備をして、万全の態勢で出た方がいい」と、よりいっそう練習に熱を込めた。

成果は顕著に表れた。今季、若手の多くが期限付き移籍で武者修行に出た中で、山田は柏に残った。その理由はネルシーニョ監督が「山田は手元で育てる」と言ったからだと言われている。現に山田は今年のシーズン初戦、YBCルヴァンカップのG大阪戦でプロ入り初スタメンを飾った。井手口陽介とのマッチアップにも「ビビってしまうのが一番良くないから、最初はガツンと激しくいこう」と日本代表クラスに選手に対して臆することなくプレーをした。さらに、このG大阪戦で自分自身のフィジカル面での力不足を痛感すると、外出自粛期間中の自主トレでは、積極的に体幹トレーニングとフィジカルの強化に努めた。
6月の全体練習再開後も「良い感覚でプレーができていた」と言う山田。高い向上心を持って練習に励み、自らの課題の克服にも積極的に取り組む若手の成長を、ネルシーニョ監督が見逃すはずはなかった。リーグ戦再開後、第6節の浦和戦で79分から江坂任に代わってピッチに投入され、リーグ戦デビューを飾ったのだ。

今回のYBCルヴァンカップ湘南戦は、前節の名古屋戦から中3日、そして次節の横浜FM戦は中2日という非常にタイトな日程が組まれていることから、メンバーの入れ替わりが予測される。したがって、直向きにアピールを続ける山田が、このタイミングで再び起用される可能性は十分だ。柏は現在リーグ戦4連勝中と好調だが、チームを好調の波に乗せた仲間隼斗の戦う姿勢を見て、山田は「戦わなければいけないという気持ちが強くなりました」と内に秘めた闘志を燃やす。

湘南戦を前に、山田は「自分の熱いプレーで日立台を沸かせたい」と抱負を語った。ネルシーニョ監督の前体制時、酒井宏樹、工藤壮人、茨田陽生らアカデミー出身の若手が大きく力を伸ばし、タイトル獲得に貢献した。現在のネルシーニョ監督第二次政権では、山田が若手の成長株に名乗りを上げる。


文:鈴木潤(柏担当)


JリーグYBCルヴァンカップ 第2節
8月5日(水)19:00KO 三協F柏
柏レイソル vs 湘南ベルマーレ
三協フロンテア柏スタジアム(柏レイソル)
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