【G大阪 vs 横浜FC】中盤のダイナモ・井手口陽介。圧巻の運動量を支える決意とは。

2020年8月7日(金)


圧巻の運動量と戦術眼で『中盤のダイナモ』としての存在感を示し続けている。明治安田生命J1リーグ 第3節の名古屋グランパス戦を皮切りに、直近のJリーグYBCルヴァンカップ 大分トリニータ戦まで7試合、フル出場しているが、運動量の低下は微塵も感じられない。アンカーでも、インサイドハーフでも、常にいろんなところに顔を出して危険を摘み取り、攻撃に転じている印象だ。

「チームでの役割的に自分は走る役というか、汗かき役だと思っているし、それが自分の良さだと思うので、そこは毎試合出し切れるようにしたい」

そのプレーをして、チームメイトの宇佐美貴史を「効いているどころの話じゃない」と言わしめる。もちろん、井手口を欠かせない駒として起用を続ける宮本恒靖監督の信頼も厚い。

「陽介は今、フィジカルのコンディションもいいし、そういったところから守備面でのダイナミックなところが出ていると思います。攻撃に関しては、ポジショニングのところで少し頭が重くなっていた時期もありましたが、そこから、もっとシンプルにペナルティエリアへの侵入や、FWの近くでのプレーを求めることで、より良さというか、陽介らしい、中盤のダイナモのような動きがたくさん見られるようになった。今は本当にインサイドハーフでも、川崎フロンターレ戦のようにアンカーに置いても、いい仕事をしてくれているなと思って見ています(宮本監督)」

個人的に目指すのは、好不調の波をなくしながら「チームの状態がいい時も、悪い時も、チームを支える選手になること」だと話す。その姿に、かつてガンバ大阪が毎年のように『タイトル』を獲得していた時代にボランチとして活躍した明神智和(現ガンバ大阪ジュニアユースコーチ)の姿が重なる。あの時、スタンドにはサポーターによって『ここにも明神。あそこにも明神』というゲートフラッグが掲げられ、その存在感が讃えられていたが、まさに今の井手口は、その言葉さながらにピッチを所狭しと走り続けている。

そこには、彼が目指す「チームを支える選手になる」ことへの決意とあわせて、再開にあたって語っていた彼の内なる思いが溢れ出ている。

「こういう状況で、試合に観に来たくても来られない人もたくさんいるし、観に来られないからこそ、よりそれぞれの中に熱が溜まって僕らへの期待値はきっと高まっているはず。その人たちに情けないプレーというか、観ている人が『何してるねん』ってプレーだけは絶対にしたくない。どんな時も、自分が出し切った感が伝わるプレーを毎試合、魅せていきたいと思っています」

だから、今日も全力で。力の限りに走り続ける。


文:高村美砂(G大阪担当)


明治安田生命J1リーグ 第9節
8月8日(土)19:00KO パナスタ
ガンバ大阪 vs 横浜FC
パナソニック スタジアム 吹田(ガンバ大阪)
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