【福岡 vs 甲府】持ち味は労を惜しまぬ運動量。信用できる男・湯澤聖人が福岡を勝利に導く

2020年8月7日(金)


「実直」

彼を一言で表現するには、この言葉がよく似合う。最大の特徴は運動量。仲間のために、チームのために、そして勝利のために労を惜しまずに上下動を繰り返す。サポーターは、そんな湯澤聖人を「信用ができる男」と呼ぶ。

流通経済大学を卒業してプロサッカー選手の道を歩み始めたのは2016年。柏、京都、甲府を経て、今シーズンからアビスパでプレーする。もちろん、その理由はJ1昇格を果たすため。甲府でプレーしていた昨年は、残り5試合を4勝1分の無敗で駆け抜けてJ1参入プレーオフに進出したが昇格はかなわず悔しい想いをした。その想いを晴らすために、そして自分がJ1でやれることを証明するために、1日も早くJ1の舞台に立ちたいと口にする。

そして、本当の自分をピッチの上で表現することも移籍を決断した理由のひとつだ。昨シーズンの8月に右膝前十字靭帯損傷の大けがを克服してレギュラー復帰を果たしたが、思ったようにコンディションが上がらず不完全燃焼のままシーズンを終えたからだ。環境を変えて新たな気持ちでチャレンジしたい。そういう気持ちが強かった。始動日からトレーニングでフル稼働してきた今シーズンは、身体に本来の切れが戻ってきた。それは、彼のピッチでの姿を見れば改めて説明する必要もないだろう。

そんな湯澤が攻守にわたって強く意識しているのは得点にからむことだ。
「守備で言えば、身体を張ったり、一歩寄せて1点を防ぐところ、あるいは未然に防ぐという意味では、できるだけ相手陣内でボールを取って、それを攻撃につなげるということ。攻撃面で言えば、センタリングからのアシストだけではなく、ゴール前に入っていくこと、セットプレーで中に入っていくこと。結局は得点に関わるプレーが一番大事。そこは意識している」。
力を惜しまずにフリーランニングを繰り返して仲間をサポートするのも、得点チャンスを広げるためのものであることは言うまでもない。

そして8日、古巣・甲府との対戦を迎える。「どんな試合でも変わらずに勝ちたいなと思っているので特別だという意識はあまりない」と話すが、それでも意識するところはあるようだ。
「甲府は昇格を争う相手。2年間在籍したクラブと対戦するのは少し不思議な気もするが、わざわざ同カテゴリーの別のチームに移籍したというのもあるので、絶対に負けたくはない。流れ的にいっても、ここは落とせない試合だなというのもある。ここは勝ちたい」。

フィジカルコンディションは万全。頭からでも、途中からでも、チームの勝利のために貢献する準備はできている。残る仕事はそれを結果に結びつけることだけ。「信用できる男」は、チームを勝利に導くためにピッチに立つ。


文:中倉一志(福岡担当)


明治安田生命J2リーグ 第10節
8月8日(土)19:00KO ベススタ
アビスパ福岡 vs ヴァンフォーレ甲府
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