【清水 vs 札幌】出場すればJ1通算150試合。清水の精神的な柱・竹内涼の信念、覚悟とは

2020年8月7日(金)


開幕5連敗のスタートから、ここに来て3戦負けなし(1勝2分)と少しずつ結果が出てきた清水。そんな中で今節アイスタに迎える相手は、昨年のホームゲームでクラブ史上最多失点となる大敗(0−8)を喫した札幌。あの屈辱のリベンジを果たすことができれば、チームとしても大いに勢いづく可能性が高く、清水サポーターも非常に大きな期待を寄せている一戦だ。

そんな大事な戦いで、出場すればJ1通算150試合を迎える選手がいる。3年連続でキャプテンを務めているボランチ・竹内涼だ。
静岡県浜松市の出身で、浜松開誠館高校から2009年に清水に加入。2012年に北九州(J2)に1年間レンタル移籍していた以外は清水一筋。13年に清水に戻ってからは毎年安定したプレーを続け、プロ11年目で150試合を達成した。今の清水ではまさに“バンディエラ”と呼べる存在で、とくにキャプテンを務めるようになってからは日に日に責任感や頼もしさを増している。
ただ、本人は150試合を特別なこととは考えていないようだ。
「毎回最後(の試合)という気持ちで臨んでいますし、それを積み重ねただけだと思っています。(ここまでの149試合は)全部エスパルスで経験させてもらってますが、まだこのチームに何ももたらすことができてないので、試合数よりも結果でチームに返していかなければいけないと思っています」(竹内)

札幌へのリベンジについても、「僕らは新しいチームで、新しい選手もたくさんいるし、(昨年の試合は)あまり関係はないと思っています」(竹内)と特別な意識は口にしない。だが、昨年の0−8で敗れた試合の後には「悔しさやふがいなさはみんな感じているので、次で挽回するしかないと思います」と語っており、やはり内に秘めた想いは強いはずだ。

ただ、だからといって戦い方を変えることはない。
「守りに入るという考えは、僕らにはありません。どう攻撃して、相手に守備をさせて、良い状態で攻撃させないかということをつねに考えています。それが僕たちのやり方、考え方で、どんな相手でもそこは変わらないです」(竹内)
今季の清水が目指す理想は、90分間相手側のハーフコートでサッカーをして、多くのゴールを奪うこと。強力なカウンター攻撃を持つ札幌に対しても、それを目指すことは変わらない。
「自分たちが良い距離感で攻撃できていれば、ボールを失ってもすぐに奪い返せます。もちろん相手も能力が高いので、カウンターを食らう場面は出てくるとは思いますが、そこもみんなでしっかりと対応して、早めに奪ってまた攻撃したいと思っています」(竹内)

因縁の相手、札幌を倒すためにも、少しずつ完成度が上がってきている自分たちのサッカーをより高いレベルで表現するだけ。その点に関しては、竹内だけでなくチーム全員が同じ信念を共有できている。ある意味そこが、今の清水でいちばんの強みと言えるかもしれない。
今季初勝利を挙げた大分戦以上のパフォーマンスを、この札幌戦で見せられるか。今はセットプレーが大きな得点源になっているが、チャンスが増えてきた中で今度こそ流れからのゴールを決められるか。今回も「最後の試合」という意識で臨むであろう竹内が、どうチームを牽引していくか。
清水サポーターにとっては、いつも以上に見どころが多く、緊張感や高揚感に満ちたゲームになることを楽しみにしたい。

文:前島芳雄(清水担当)


明治安田生命J1リーグ 第9節
8月8日(土)18:00KO アイスタ
清水エスパルス vs 北海道コンサドーレ札幌
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