【町田 vs 徳島】攻撃をバージョンアップ中の町田。中島裕希が果たせる役割

2020年8月11日(火)


FC町田ゼルビアは2連敗中だが、ポジティブな変化を感じる部分もある。それは攻撃の連携だ。

6月のトレーニングマッチを思い出すと、町田は「ハイプレスからのカウンター」がハマっていた。7月はセットプレーが効いていた。しかしプロは相手に分析され、強みがあれば対応される世界。「次の強み」「分析しても対応できない強み」を絶えず出すしかない。

ランコ・ポポヴィッチ監督はどうやらコア固めからチーム作りを始めている。だから夏場の連戦でも固定メンバーをあまり崩そうとしない。ただし前節は「いつもの11人」でない中島裕希を先発のファーストトップ(1トップ)に起用していた。

試合後のポポヴィッチ監督はこう述べている。
「しっかりと持っているもの、良さを出してほしいと起用したが、期待に応えてくれた。収まりも良かったし、そこからの落とし、パスの精度は非常に良かった。中島から良いチャンスをいくつか作れたし、背後に抜ける動きも出してくれた。これまで足りなかった前線の安定感をもたらしてくれた」

9日のジェフ千葉戦は、町田がかなりボールを握る展開だった。持つだけでなく、良い崩しが出かかっていた。単発だった町田の攻撃に厚みが生まれ、3人目が連動するようになっていた。引き出し役、落とし役として大きく踏み込んで貢献していたのは中島だ。

36歳の献身的FWは語っていた。
「いつも通り、守備も攻撃もチームのファーストになるイメージで試合に入りました。自分が出たときは裏を狙っていくことと、前でボールを収めていくことを考えていました」

裏への動き出しにより、周りの選択肢は増える。そのタイミングが良ければ相手の出足には迷いが生じるし、中島にパスを出すだけでなく空いた手前のスペースも使える。

町田の1トップは元セルビア代表のステファン、安藤瑞季が新たに加わった激戦区。中島はサイドハーフやセカンドトップでも生きるタイプだ。ただ彼のファーストトップ起用は2列目の押し上げを活性化させ、攻撃の厚みを生み出すいいオプションとなるように感じた。

中島は町田に加わって5シーズン目だが、常にチームが苦しいときに頼られる存在であり続けてきた。12日の徳島ヴォルティス戦でも、そのような活躍に期待したい。


文:大島和人(町田担当)


明治安田生命J2リーグ 第11節
8月12日(水)19:00KO Gスタ
FC町田ゼルビア vs 徳島ヴォルティス
町田GIONスタジアム(FC町田ゼルビア)
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