【熊本 vs 八戸】2試合連続ゴール中の浅川隼人。結果を引き寄せるイメージのチカラ。

2020年8月13日(木)


チームは明治安田生命J3リーグ13位という結果に終わったものの、リーグ4位となる53得点を記録した昨シーズンのYS横浜。その中にあって、チーム2位となる13ゴールを記録した浅川隼人は、1月の加入会見で熊本の印象について「去年(2019年)対戦したなかで、いちばん嫌なチームだった」と話し、熱いサポーターが作り出すスタジアムの雰囲気を理由に挙げた。「その人たちの前でピッチに立ってプレーすることを想像するだけでワクワクしていた」と、移籍先で迎える新シーズンへの期待を口にしている。

ただ残念ながら、今シーズンは世界中で広がりを見せる新型コロナウイルスの影響を受けて観客を入れないリモートマッチでの開幕となり、現在も感染が再び拡大傾向にあることも関係して、スタンドの様相は彼が描いたものとは少々違うものになっている。また、プレシーズンに一時負傷離脱していたこともあって開幕先発に名を連ねることはできず、9節までを終えてプレー時間はわずか85分にとどまる。

ただ、第8節の福島戦では交代出場直後のプレーで自らのクサビのパスを起点とした形から勝利につながる加入後初ゴールを挙げ、そして前節も敗れこそしたが、後半から出場してそれまでわずか1失点の秋田から一矢報いる技ありのシュートを決めた。もちろん、それ以外の場面でも得点機はあったため、決して満足できる数字とは言えまい。しかし短い時間でもきっちり仕事をやってのけるのがストライカーとしての重要な役割だと考えれば、その働きはチームにとって欠かせないもの。昨季は複数得点が2試合、2試合連続ゴールが2回と、1つのゴールで勢いをつけ、固め取りできるのも強み。2試合連続ゴールは今後にとっても弾みになるはずだ。

とは言え、「得点王を目指す」と公言している以上、浅川本人が目指すのはもっと先にある。

「出場できていない中でも、いつか来るチャンスをモノにできるかということを念頭に練習でも取り組んできました。チームに対して僕がどう貢献できるかといえば、より多くのゴールを取ること」と明快。そのためにも、「中央でのFWとシャドーの関わりも増やして、より多くのチャンスを作れるよう、もっとチャレンジしていきたい」と話す。

ピッチ外での活発な情報発信も含め、理想の完成形を描き、思いを口に出すことで少しずつ形にしてきた浅川。そのイメージ力で、必ずや結果を引き寄せる。


文:井芹貴志(熊本担当)


明治安田生命J3リーグ 第10節
8月15日(土)19:00KO えがおS
ロアッソ熊本 vs ヴァンラーレ八戸
えがお健康スタジアム(ロアッソ熊本)
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