【岡山 vs 松本】「思ったことをもっと言う」上田康太。

2020年9月1日(火)


練習場である『政田』には、アウェイで敗れた翌日などは、「どんな雰囲気かな…」と窺いながら、そっと入って行くのである。現在もファン、サポーターの練習見学の制限は続いているため、取材陣しかいない日であれば、その「そっと」の傾向は、なおさら強くなる。半月ほど前だったろうか、アウェイ敗戦の翌日、遠征メンバーは昼過ぎに岡山に戻り、夕方からトレーニングが設定されていた。フルタイムをプレーしたメンバーが調整を行い、ジョギングに入った時、先頭にいた上田康太が濱田水輝に、熱心に話しかけているのを見て、ほっとしたのだ。言葉がかわされていること、連戦の中で疲れきっていないことに、ほっとしたのだ。同時に、これは意識的にやっていることなのかなと訝しんだ。

「(雰囲気を上げるために声をかけることを)意識はしていますが、まだまだ足りないと思うし、試合後に振り返るのは誰にでも出来ると思うので、その場で起こっていることに対して、『じゃあこうしよう』とか、選手を鼓舞することが出来なきゃいけないと思っています。少しずつでもチームとして、良くなっていかなきゃいけないので、思ったことはもっと言っていきたいと思います」。

最近のチームは試合によって、やりたいことが表現できる時と出来ない時の差が大きく見える。「もちろん相手に左右されることはあるんですが、左右しているというより、左右されているという感じがあるかなという気がするので、どんな相手にも自分たちの良さを出せるようにしなくてはいけないと思う。ボールに行けなくなったり、自分たちのミスが続いて、相手ボールの時間が長くなったりするとトーンダウンしがちなので、流れが悪い時でも今は我慢して守備をするんだとか、ボール取った後に、早く顔を出してサポートし合うんだ、という意思統一を、上手く行かない時ほどしなくてはいけないなと思います」。

短時間に結果を求められる世界ではあるが、ほかの選手たちの練習に打ち込む姿や、例えばこんな上田の思いや言葉が積み重なり、チームは何らかのきっかけをつかんで、それでも失敗を繰り返して、自分たちの力を確かなものとするのだろう。その姿を観るのが、これからの季節だ。


文:尾原千明(岡山担当)


明治安田生命J2リーグ 第16節
9月2日(水)19:00KO Cスタ
ファジアーノ岡山 vs 松本山雅FC
シティライトスタジアム(ファジアーノ岡山)
みんなの総合評価 (4.1)
臨場感 (3.8)
アクセス (4.2)
イベント充実 (4.1)
グルメ (4.6)
アウェイお楽しみ (3.8)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集

移籍情報