【琉球 vs 大宮】その影響力はゴールだけにあらず。阿部拓馬のオフ・ザ・ボールの動き

2020年9月8日(火)


ここ5試合で1分4敗と勝点で伸び悩む琉球だが、阿部拓馬の存在感とゴールを目指す姿勢は陰りを知らず、燦爛と輝いている。

前節の町田戦、3点のリードを許した場面での90+2分。直接FKから上原慎也が落としたところをヘディングでねじ込みゴールを奪った。これが今季16試合出場で8得点目となり、得点ランキングも3位タイに躍り出た。
「後ろが我慢してくれている分、FWである以上常に90分間ゴールを狙っている」。
阿部は毎試合、その意識をずっと持ち続けながらチームの勝利のためプレーしている。

樋口監督も「この3連戦ずっとフル出場している中、当たり前のように削られるし肉体的にもきついと思う。でも、最終盤まで点数を取ろうという意欲があるから得点嗅覚を示し続けている」と、黙々と任務を果たすエースがチームに好影響を与えていると話す。
そして「得点以外の部分でも貢献度は非常に高い」と、オフ・ザ・ボールの姿勢にも一目を置く。

開幕節からセンターフォワードでレギュラーを掴んでいる阿部。守備のときは最前線に立ってファーストディフェンダーとしてアプローチし、攻撃時は定位置にとどまらず積極的に相手の間でボールを受け、敵の嫌がるスペースに走り込むことで前線に流動性を与えている。経験に裏打ちされる確かな動きは、ボールと主導権を握り続けることが求められる琉球サッカーの主演となっている。

「落ち着かせるところは落ち着かせるというのを誰かがやらなきゃいけないので、そういう意味では自分が一番前にいますし、ポジション的に一番深みを取れるので時間を作って周りの押し上げを待って、そして自分たちのペースにするというような役割は担っています」。

攻撃のオーガナイザーとして中心となる阿部が敵陣で見せるオフ・ザ・ボールの動き。「個人でというよりもチームで勝点3を取ることが理想です」という強い信念を持つ阿部はチームの勝利だけを求め、自分を奮い立たせる。


文:仲本兼進(琉球担当)


明治安田生命J2リーグ 第18節
9月9日(水)19:00KO タピスタ
FC琉球 vs 大宮アルディージャ
タピック県総ひやごんスタジアム(FC琉球)
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