【愛媛 vs 千葉】若手GK台頭を望んだ守護神・岡本昌弘。その胸に去来する思いとは

2020年9月11日(金)


「もちろん個人的には悔しいんですけどね」

岡本昌弘はそう前置きをした上で、一歩俯瞰した目線から「将来、何年後かのチームにとってプラスの出来事だったと僕は思っている」と言い切った。

岡本は18年に愛媛へ活躍の場を移して以来、チームの絶対的守護神として君臨し、今季第16節・町田戦まで全リーグ戦にフル出場していた。しかし、その町田戦において自身のビルドアップミスから失点し、それがチームの敗戦へと直結。連続フル出場は100試合でストップした。

川井健太監督は疲労による判断の低下を心配し、次節・東京V戦でサブGKの加藤大智を起用。加藤はその試合でクリーンシートの勝利に大きく貢献し、前節も続けて出番を得ていた。

プロ19年目の37歳。冒頭の言葉でもわかるように、その目線は出場機会に飢えたギラつく若手と同じモノではないかもしれない。ただ、それは後進に道を譲る意味ではなく、あくまでもチームの成長に目を向けたモノだ。

「もちろん自分が試合に出たい気持ちが一番にあるんだけど、それだけではこのチームは強くならない。僕なんかは老い先短いんだから(笑)。今季のような特殊なリーグ日程の中で若手はどんどん伸びて欲しい気持ちもあるし、良い意味での競争ができていければすごく良くなるんじゃないかと思っている」

過去2シーズンのように愛媛GK陣は岡本“一強”ではないかもしれないが、むしろこの状況を望んでいたのは岡本自身だったようだ。

だからこそ、ピッチに立てなかった直近2試合で大きな刺激を受け、新たに立ち上がるパワーが湧いてくる。

「久しぶりに(外から)試合を観させてもらった。ソワソワしましたね。でも、良い刺激になった。今季、チームはあまり勝てていない。やはり試合に勝たせられるようなGKにならなきゃいけないとあらためて思った」

今節は愛媛に移籍するまで一筋でプレーし続けていた古巣・千葉戦。岡本にとって、再びタフに立ち上がるにはこれ以上ない舞台と言えるだろう。


文:松本隆志(愛媛担当)


明治安田生命J2リーグ 第19節
9月12日(土)19:00KO ニンスタ
愛媛FC vs ジェフユナイテッド千葉
ニンジニアスタジアム(愛媛FC)
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