【京都 vs 琉球】さらに上へ!庄司悦大は現状に満足しない

2020年9月12日(土)


明治安田生命J2リーグで6試合勝利無しという状況を第17節・千葉戦で断ち切ると、第18節・群馬戦も2-0でアウェイゲームを制して2連勝。京都はなんとか昇格争いに踏みとどまっている。同時に試合内容でも改善が見られるここ数試合を、中盤の要である庄司悦大はどのように感じているのだろうか。

まず守備面については、全体がコンパクトな陣形で戦える時間が増えている。「自陣に押し込まれることが少なくなったのは、DFラインと前線の距離が間延びしなくなったから。(相手が)楔に入れてくるボールを、チーム全体で取りにいけています」と話している。「守備のメリハリ。シンプルな作業ですが、切り替えた瞬間に誰が(相手の攻撃を)遅らせるのか、(守備のポジションに着くために)長い距離を走ることなどを共有しています」(實好礼忠監督)という約束事を全員が行うことで、苦しい状況が減っているのだ。自身のプレーについても「中盤が3枚だと、4枚のときと比べて動く距離やケアするスペースが多くなる。より頭を働かせて、相手より早く動いていくことは意識しています」と説明する。


攻撃面でも改善が見られる。アウェイで惨敗した第15節・東京V戦後、庄司は「ボールを回すとき、近くに受けられる選手がいない、受けに来るのが遅かった」と問題点を指摘していた。琉球戦を前に改めてその話題になると「パスミスが起きたときはミスした選手に注目がいきがちだけど、パスを出すときに回りに味方がいない、いい位置にいないとミスが起きやすいんです。あの試合以降、後ろの選手を中心にあまり長い時間ボールを持たずに前へ当てたり、サイドへ展開したりできている。それができているということは、受け手がいいポジションにいるということ。だから得点できているし、失点も少ない。受け手も出し手も、徐々に改善できているのかなと思います」とチームとしてフィードバックできていることを強調している。

連戦中は試合間隔が充分でなく、コンディション回復を重視せざるをえない。次の試合に向けての準備や戦術的なトレーニングは限られてくるが、試合後や練習後、ミーティングの時間などを有効活用して「選手もスタッフも(現状や修正点を)共有できていることが一番いい」とチームのサイクルもまずまずの様子だ。

とはいえ、あくまで不調の底から脱したにすぎず、全般的には「勝てているので悪くは無いが、もっと良くできる」という言葉に集約されるだろう。連勝した相手は主力温存の千葉、下位に沈む群馬という点も、差し引いて考える必要がある。勝点を獲得し、戦術面で意思統一が図れたことは前向きな要素だ。その上に、さらに結果と内容を積み上げていけるかどうか。この取材の最中、庄司は「もっと良くできる」、「ここで満足せずにやっていきたい」といった言葉を繰り返していた。いま勝てているからOKではない。このクラブが目標とするのは何処なのか?実現させる為に必要なことは?それらを問い続ければ、おのずとやるべきことは定まってくる。

5連戦最後にホームゲームで迎える琉球戦。相手は前節5-0と快勝した勢いがある。庄司も「技術のある選手が多い。しっかりビルドアップしてくる、攻撃がいいイメージ」と警戒すべきポイントは挙げつつ「その良さを出させない守備や攻撃が重要になってくる。(琉球は)勢いがあるかもしれないけど、僕らもホームで負けていない、いい流れで来ている。これを続けていくことが大事。チーム一丸となって、跳ね返したい。強い気持ちで戦いたい」と表情を引き締めた。


文:雨堤俊祐(京都担当)


明治安田生命J2リーグ 第19節
9月13日(日)18:30KO サンガS
京都サンガF.C. vs FC琉球
サンガスタジアム by KYOCERA(京都サンガF.C.)
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