【金沢 vs 福岡】杉浦恭平は金沢にとって不変のPrime Player

2020年9月17日(木)


コーナーキックに杉浦恭平が体を目一杯伸ばしながら頭で合わせる。セランテスの伸ばした手も届かず、ボールはネットに吸い込まれた。2019年5月3日14時23分、Jリーグにおける令和初ゴールが決まった瞬間だった。

このメモリアルゴールをはじめ、杉浦恭平はこれまで所属した愛媛と神戸でも福岡からゴールを奪っている。金沢に移籍してきた17年は年間ゴール数が2だったが、それを福岡戦でマークしている福岡キラーだ。

そんな杉浦が「第2回・真夏の5連戦」で3ゴールを奪うなど好調を維持している。どれも簡単なゴールではなかったが、とくに前節のヘディングシュートは体をひねりながら逆サイドに流し込む難易度の高いものだった。

実は明治安田生命J2リーグ第6節の栃木戦で決めた今シーズン初ゴールも同じような難しいヘディングを決めている。「(クロスが)同じようなボールだったので、同じ当て方をしたらいけるかなと思った」と言う杉浦だが、身長は177cmと決して高くはない。そんな彼がヘディングでゴールを決められるのは、技術やジャンプ力と共にゴール前でフリーになる術にも長けているからだ。本人は「練習のときから『スペースをあけてから飛び込め』と監督に言われている。監督が言っていることを実践しているだけ」とあっさりしているが、密集したゴール前でエアポケットを見つけ出すのが抜群にうまい。高さ勝負をしないどころか、相手に体を当てられることすらなく合わせるのだ。福岡には上島拓巳というストロングヘッダーがいるため、どのような駆け引きをするのかも見どころとなる。

今週「令和おじさん」こと菅義偉が内閣総理大臣に指名されたが、金沢にとって杉浦恭平がPrime Playerであることはずっと変わっていない。


文:村田亘(金沢担当)


明治安田生命J2リーグ 第20節
9月19日(土)19:00KO 石川西部
ツエーゲン金沢 vs アビスパ福岡
石川県西部緑地公園陸上競技場(ツエーゲン金沢)
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