【新潟 vs 甲府】リーダーの自覚と責任感とともに。堀米悠斗は昇格の重圧から逃げない

2020年9月25日(金)


途中出場となった前節の愛媛FC戦は、本職の左サイドバックではなく、ダイヤモンド型に形を変えた中盤の左に入った。チーム全体で攻撃的にギアを上げ、敵地で勝利をつかむためだ。
 
「サイドハーフなんだ、と思ったが、うまく試合には入れた」という言葉の通り、チームを再活性化させようと運動量を発揮し、1対1でも粘り強く体をぶつけて、ボールを奪い返した。途中から出るフレッシュな状態を最大限に生かして、チームを盛り立てた。
 
だが、せっかく自分たちのボールにしても、そこからシュートチャンスに発展しない。チームの重さは変わらず、スコアレスドローに終わった。連敗は2で止めたが、チームが目指すスタイルは発揮されずじまいだった。
 
「内容どうこうではなく、結果が必要とされる時期に差し掛かっている。日ごとに危機感は強まっている」。この言葉は、J1昇格を強く意識するからこそ。前節終了時点で昇格圏内の2位、徳島ヴォルティスとの勝点差は13。シーズン折り返し地点とはいえ、じりじりと離される厳しい状況だ。そこから目を背けず、重圧を正面から受け止める。
 
「試合に出続けている選手は、疲労も溜まって難しさもあると思う。自分を含め、出番の少ないフレッシュな選手が、もう一回、彼らに火をつけるようなプレーが必要。それが、ここから上がっていくためには必要になる」
 
在籍4年目は、同じ2017年に加入した大谷幸輝とともにチームで3番目の長さ。今季はシルビーニョとともにW主将を務める。
 
新たにアルベルト監督が就任し、新しいスタイルに挑む今季ここまで、左サイドバックの定位置をつかむに至ってはいない。だが、その時々で、やるべき役割を精いっぱい果たそうと全力を尽くし続ける。
 
加入した2017年は、チームがJ2に降格した年だ。2番目に在籍期間が長い舞行龍ジェームズは、この年は川崎フロンターレでプレーしており、厳しく、苦しい戦いを知る者は在籍8年目の田中達也と合わせて、チームにはすでに3人しかいない。
 
クラブ史に残る重大な局面を体験しているからこそ、昇格への思いはいっそう強まる。心意気をプレーで示すリーダーが、反転攻勢を先導しようと、決意を新たにしている。


文:大中祐二(新潟担当)


明治安田生命J2リーグ 第22節
9月26日(土)14:00KO デンカS
アルビレックス新潟 vs ヴァンフォーレ甲府
デンカビッグスワンスタジアム(アルビレックス新潟)
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