【浦和 vs 横浜FC】岩波拓也、もう二度と手放さないために

2020年9月25日(金)


滑り出しはよかった。大槻毅監督が今季から新たに4-4-2の布陣を採用したなかで、岩波拓也はセンターバックのレギュラーとしてシーズンのスタートを切った。リーグ戦では開幕から新型コロナウイルスによる中断を経て6試合連続フル出場と、不動の地位を築いたかに見えた。

風向きが変わったのは、7月22日に行われた第6節の柏戦だ。0-4の大敗を喫したこの一戦を機に、岩波の名はスターティングラインナップから消えることになる。次節から出場はおろかベンチ入りすら許されないことが3試合続き、その後も与えられる役目は後半終盤に逃げ切りを図るクローザー。9月13日の第16節・札幌戦までの約2カ月、実に9試合もスタメンから遠ざかることになった。

「開幕から連続して試合に出て、そこから1つ出られなくなった時からすごく長かったが、自分の中ではもどかしさとか、悔しさはもちろんあった」

もっとも、それで腐ることはなく、その状況に反骨心を滾らせた。信頼を失ったのならば、それを自分で取り返すしかない。「与えられたチャンスで、もう一度ポジションを取らないといけないのがこの世界なので、その辺はしっかり準備するように心がけていた」と虎視眈々と機会をうかがっていた。

岩波が先発に戻ってからの戦績は2勝1敗。黒星はJ1で飛び抜けた実力の川崎Fに喫したもので、「もちろん、川崎に0-3で負けた試合は満足していない」としつつも「それでも自分が出て、少し勝ちにもっていけているのはポジティブなこと」と手応えを感じている。

だが、復帰してからまだ無失点の試合はない。直近の清水戦ではクリーンシート目前まで迫ったが、終了直前に失点。「2-0で終わらないといけない試合だった」と唇をかんだ。

ポジションを失う悔しさは、もう二度と味わいたくない。「出られてない期間が長かったので、ここから後半戦、個人としても、ギアを1つ上げて、後半戦に臨んでいきたい」。折り返し一発目となるホームでの横浜FC戦、岩波はサポーターの前でレギュラーにふさわしいことを証明できるか。


文:神谷正明(浦和担当)


明治安田生命J1リーグ 第19節
9月26日(土)18:00KO 埼玉
浦和レッズ vs 横浜FC
埼玉スタジアム2002(浦和レッズ)
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