【京都 vs 大宮】ルーキー谷内田哲平が攻撃に変化を付ける

2020年9月25日(金)


前節の明治安田生命J2リーグ第21節・栃木戦は、3-2の逆転勝利でリーグ前半戦を締めくくった。エースのピーター ウタカの2ゴールも見事だったが、ひときわスタジアムが歓喜に包まれたのが逆転弾となった2点目だ。アカデミー出身のMF福岡慎平に今季初得点が生まれ、中盤で攻守に献身的なプレーを続けていた20歳も喜びを隠さなかった。
 
その得点をアシストしたのが、こちらは18歳のMF谷内田哲平だ。高卒ルーキーながら、ローテーションの一角に食い込んでいる。Jリーグデビューは第13節のアウェイ新潟戦。新潟県出身とあって、試合前のメンバー発表や途中出場する際には対戦相手である新潟サポーターからも温かい拍手が送られた。
その新潟戦を含む2試合で途中出場からアピールを続け、第16節・大宮戦でついに初先発。中2日の過密日程を考慮した主力温存によりチャンスが与えられた格好だが、ここで持ち味を発揮してチーム内での立場を浮上させることに成功している。
 
近くでプレーする機会が多い左サイドの黒木恭平は「ヤチ(谷内田)は前を向いて仕掛けられて、スルーパスも出せる」と評価する。冒頭に触れた栃木戦でも、相手の守備陣形の隙間を見つけてパスを受けると、柔らかいボールタッチで前を向き、正確なパスでチャンスを作った。
76分の得点シーンでも、相手がやや不用意に距離をつめてきたとみるや、その逆を突いてドリブルを開始。エリア内まで持ち込んで、相手DFをゴール前から釣り出したところでパスを送り、フリーとなった福岡のゴールをお膳立てした。彼の特徴が詰まった一連のプレーだったが、本人は「アシストできたのは良かったけれど」と前置きした上で「次は得点が求められる。結果にはこだわっていきたいです」と満足していない様子だ。
 
中盤は選手層が厚い。今季は過密日程により多くの選手に出場機会が与えられやすい状況だが、そこで経験と実績を積み重ねて成長していけるかどうか。「信頼して送り出しました」(實好礼忠監督)という指揮官の思いを、過密日程でない状況でも得られる存在となっていく。そんな若者のプレーが見るものを楽しませ、攻撃に変化を付けている。


文:雨堤俊祐(京都担当)


明治安田生命J2リーグ 第22節
9月26日(土)18:30KO サンガS
京都サンガF.C. vs 大宮アルディージャ
サンガスタジアム by KYOCERA(京都サンガF.C.)
みんなの総合評価 (4.8)
臨場感 (5.0)
アクセス (4.3)
イベント充実 (3.9)
グルメ (3.9)
アウェイお楽しみ (4.2)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集

移籍情報