【仙台 vs C大阪】最終ラインから現状打破をはかる平岡康裕。ホーム初勝利をつかみ取れ

2020年9月26日(土)


2016年に仙台へ加わった平岡康裕は、以来、仙台の最終ラインで存在感を見せ続けている。守備は勿論のこと、攻撃でも空中戦の強さを発揮。巧みなカバーリングは味方の背後をフォローし、相手のパスやシュートのコースを素早く読んで寸断する。彼のブロックによってシュート数が公式記録に加えられなかった相手攻撃陣は少なくない。

今季も平岡は守備の中心選手だ。今季ここまでは基本的に4バックのセンターでシマオ マテらと中央を固めることが多かったが、明治安田生命J1リーグ戦の直近2試合ではチームが3-4-2-1を基本フォーメーションとして採用している。平岡にとっては仙台で2017年から2019年の途中まで馴染んできたこの布陣において、3バックの左で出場。しかし、結果という点では満足できない試合が続いている。

前節の横浜FM戦では、平岡はキャプテンマークを巻いて試合に臨んだ。三日前の前節から先発メンバーが9人も入れ替わる中で、平岡は連続してスターターに。「試合の入りは良かったと思いますし、先制点を取れた。今回は相手よりフレッシュな選手が多かったところで、いい試合の入り方をして、いいリズムで試合を運べたと思います」という出だしだったが、前半終了間際に追いつかれ、後半の2失点が加わり逆転負け。決勝点につながった自陣でのパスミスには直接は関与していなかった平岡だが、「ミスは起こるもの。その後のリアクションをもっと一人ひとりが速くしなければいけなかった」と責任を背負った。

前々節のFC東京戦では、引きすぎて攻撃の組み立てがままならなかった展開を変えるため、前半途中から積極的に前に出て、味方とのパス交換からチーム全体の押し上げを引き出す役割を果たした。これは、彼が3バックのサイドが主戦場になっていた2018年途中に身につけたものである。そして横浜FM戦の決勝点を奪われた場面では、相手のシュートに届かなかったものの、ミスした味方の背後でカバーに入ってシュートコースを消そうとしていたのも平岡だった。攻守ともに、状況を何とか変えるための一手を繰り出そうと懸命だった。

5連敗という重苦しい結果とともに戻ってきたユアテックスタジアム仙台で、チームはなんとしても今季ホーム初勝利で流れを変えようともがく。平岡も前節の終了後に「やはりホームで勝てていないことが本当にサポーターの人たちにストレスを与えていると思うので、僕たちはすべて結果で……」と心境を口にし、「次のホームで勝ちたい」と言い直すことで強調した。

少し前、負傷からベンチに戻った第16節・大分戦。同じくホームゲームだったこの試合を前に、平岡はこのようなことを話していた。
「勝てていないときこそ、下を向いていると同じ負のスパイラル、いやなイメージが頭に浮かぶと思うので、ホームでやれるということで、サポーターの応援を背にできるプラスを自分の力に変えるのはもちろんのこと、自分もいいイメージを持ってポジティブに一人ひとりが物事を考えながらやっていけば、良い結果が来ると思います」。
このときは出場機会がなかったが、その後に復帰しての2戦を経て、今度こそはホームのピッチで結果を出そうと平岡は意気込んでいる。


文:板垣晴朗(仙台担当)


明治安田生命J1リーグ 第19節
9月27日(日)13:00KO ユアスタ
ベガルタ仙台 vs セレッソ大阪
ユアテックスタジアム仙台(ベガルタ仙台)
みんなの総合評価 (4.4)
臨場感 (4.7)
アクセス (4.8)
イベント充実 (3.8)
グルメ (3.8)
アウェイお楽しみ (3.7)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集

移籍情報