【大宮 vs 水戸】前へ前へ。三門雄大の推進力がチームを再浮上させる

2020年9月29日(火)


6戦3分け3敗という勝ちなしのトンネルをようやくくぐり抜けた大宮。その明治安田生命J2リーグ第22節京都戦で、大逆転勝利への原動力の1つとなったのが三門雄大。キャプテンとして仲間を鼓舞するだけでなく、新たなスタイルで攻撃をけん引した。

積極的に前へ出ていく形は、第20節の町田戦からトライし始めた。
「今までは(最終ラインに下がって)ボール回しに参加しながら、ボールを運びながらやっていきたいという感じでしたが、僕が下がる分、どうしても前に掛ける人数やセカンドボールを取る人数が少なかった」

そこで、コーチングスタッフと話し合ってどんどん高い位置を取るようにしていった。得点にはつながらなかったが町田戦で手応えを得ると、続く徳島戦では、前線での菊地俊介とのプレーが黒川淳史のゴールへとつながった。

そして京都戦。2点を追う52分、黒川のスルーパスを受けてゴールライン際からクロスを狙う。これは相手DFに阻まれたが、もう一度ボールを収めると渡部大輔に落とす。渡部からのクロスがイッペイシノヅカのゴールにつながった。反撃の狼煙が上がった瞬間である。

その後も何度となくゴール前へ顔を出す。攻撃の厚みは格段に増した。もちろん守備時にはボランチのエリアをカバーするが、そのプレーぶりは間違いなくシャドーのそれだった。
「京都戦の1点目のようにああいうところに流れていくのは自分の特長というか好きな部分。自分の運動量を生かしたプレーは出していきたいですね。新潟にいた頃のような若い頃の気持ちを思い出しながら、久々に、迷いなく、楽しくああいう動きをしています(笑)」

後半戦への折り返し初戦でのインパクトの大きな勝利は、そのまま逆転昇格への反撃の狼煙となったはずだ。選手誰一人として、あきらめている者はない。
「この後半戦に関しては僕らは非常に大きな勝点の差がある中でやっていかなきゃいけないので、いつも通りにやっていては追いつけない。それが自然と前へ前へというプレーにつながっている」

取り戻しつつあるアグレッシブさを前面に押し出し、リアクションではなく、自ら奪いにいく。
ボールを、ゴールを、そしてJ1昇格を――。


文:土地将靖(大宮担当)


明治安田生命J2リーグ 第23節
9月30日(水)19:00KO NACK
大宮アルディージャ vs 水戸ホーリーホック
NACK5スタジアム大宮(大宮アルディージャ)
みんなの総合評価 (4.4)
臨場感 (4.8)
アクセス (4.2)
イベント充実 (3.7)
グルメ (3.3)
アウェイお楽しみ (3.4)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集

移籍情報