【神戸 vs 名古屋】早くも昨季と並ぶ10得点。古橋亨梧が“得点王”になる可能性は?

2020年9月29日(火)


神戸のエース古橋亨梧が、目標の一つである二桁得点を達成した。大ブレイクした昨季は31試合で10得点だったが、今季はまだ13試合も残している。しかも、ここ2試合で4得点とゴール量産体制にも入った。ひょっとして得点王の可能性があるのでは…。

明治安田生命J1リーグ第18節・鳥栖戦で2得点を挙げた神戸の背番号11は、前節の札幌戦でも2ゴールを挙げた。口癖のように「チームを勝たせられるようなゴールをしたい」と語っていた彼だが、奇しくもトルステン フィンク前監督の退任から三浦淳寛新監督就任というこの難局に計4ゴールを挙げて、チームを今季初の連勝へと導いた。エースとしての意地が詰まった4ゴールだった。

10得点を達成した札幌戦後、古橋はこんなコメントを残している。
「次は15得点を目指し、それを達成できたら20得点を目指していきたい。ですが、まずはチームが勝つためにプレーしたいです」

15得点というのは、おそらく昨季のJ1得点ランキング1位のゴール数を指している。横浜FMのマルコス ジュニオールと仲川輝人が挙げたゴール数で、彼らは自らのゴールでチームを勝利(優勝)へと導いている。これは古橋が描く理想的な形。「次は15得点」という発言もここから来ていると思われる。
では、20得点は? 成り行きで答えた可能性はあるが、今季の得点王を見据えた数字にも通ずるところがあるから面白い。

今季のJ1得点ランキングで首位を独走しているのが柏のオルンガだ。大ブレイク中のケニア代表は19試合を終えた時点で、昨季1位の15得点を上回る17得点を挙げている。5位・古橋との差は7ゴール。残り試合数を考えると、おそらく最低でも20ゴールには乗せないと得点王争いには加われない。20ゴールが一つの目安だと考えるのが妥当だ。

古橋が得点王になる可能性を探るために、少しデータを紐解きたい。古橋は今季19試合に出場し、計46本のシュートを放っている。Jリーグの公式HPを参照すると、1試合平均シュート数は2.7本、シュート決定率は19.6%だ。
一方のオルンガは、1試合平均5.0本、シュート決定率は18.9%。シュート決定率はそれほど差がないにも関わらず、シュート数ではオルンガが古橋の約2倍も放っている。単純にシュート数を増やせばいいというものではないが、その差が7ゴール差となって出ているのも確かだろう。

とはいえ、古橋はここ5試合で計16本のシュートを放っている。
平均すれば1試合3.2本と、チームとして明らかに古橋にボールを集めていることがわかる。
2試合連続2ゴールの鳥栖戦と札幌戦だけを見ると、計7本で4ゴール、シュート決定率は57.1%という恐ろしい数字になる。

もちろん、このハイペースがずっと続くほどJ1リーグは甘くはないが、これらの数字を見れば、古橋がゴール量産体制に入ったという見方もできる。
15得点、そして20得点…。その先にある得点王も、あながち夢物語ではなくなってきたと言える。今節の名古屋戦で3試合連続2ゴールともなれば、オルンガの背中がうっすらと見えてきそうだ。


文:白井邦彦(神戸担当)


明治安田生命J1リーグ 第29節
9月30日(水)19:00KO ノエスタ
ヴィッセル神戸 vs 名古屋グランパス
ノエビアスタジアム神戸(ヴィッセル神戸)
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