【C大23 vs 今治】得点、起点、守備のスイッチ。前線で奮闘する山内寛史がチームを活性化

2020年10月1日(木)


今季2勝目を挙げた明治安田生命J3リーグ第16節の富山戦。ケガから復帰後、初先発を果たし、[3-4-2-1]の1トップを務めたのが山内寛史。町田への期限付き移籍から復帰した今季。「セレッソに戻ってまたプレーしたい気持ちはずっと持っていた。その気持ちをピッチで表現して、結果でチームの勝利に貢献したい」との思いで迎えた新シーズンは、オーバーエイジとなるC大阪U-23で開幕を迎えると、鳥取との開幕戦では3バックの一角に入るなど、新たな方向性も模索していた。
 
そんな中、再び3バックの一角で先発した第3節の熊本戦で、左ヒザ内側側副じん帯損傷のケガを負う。負傷離脱中に監督が代わると、復帰後は再び前線でプレーすることに。第12節・福島戦で途中出場して復帰を果たすと、入れ替わるようにして、それまで6得点を奪っていた藤尾翔太がトップチームへ引き上げられ、前線の核が失われた。第13節からの3節は、藤尾不在の影響がモロに出て、チームのシュート数は2本、1本、0本と攻撃の形が作れなくなった。この間、山内は全て途中出場に留まっていたが、満を持して先発復帰したのが、冒頭の富山戦だった。この試合の先制点となったPKでは、思い切り良く、ど真ん中に蹴り込んだ。それは、停滞していたチームの重い空気を吹き飛ばす一撃だった。
 
そういった得点力もさることながら、富山戦では、「いい起点になって、前で頑張ってくれて、時間を作ってくれた」と丸山良明監督も評価したように、前線で山内がしっかりと起点を作ることで、攻撃に流れが生まれた。後ろからサポートする2列目の島村拓弥や前田龍大が躍動感を強め、攻撃が活性化し始めた。また、6-1と大勝した前節の先制点は、山内の果敢なプレスから生まれた。「点を取ること、前で起点を作ること、前線から守備のスイッチを入れること」を毎試合、自身に課している山内だが、まさにオーバーエイジとしてチームを引っ張る役目を果たしている。
 
もちろん、目指すはトップチームでのプレーであり、現状に満足はしていない。ただし、置かれた環境でベストを尽くすプロフェッショナルな姿勢もまた、彼の長所。C大阪U-23にとって今季初の連勝を目指す今節の今治戦でも、前線でチームのために奮闘する山内のプレーが、勝利を呼び込む原動力となる。


文:小田尚史(C大23担当)


明治安田生命J3リーグ 第19節
10月2日(金)19:00KO ヤンマー
セレッソ大阪U−23 vs FC今治
ヤンマースタジアム長居(セレッソ大阪U−23)
みんなの総合評価 (4.3)
臨場感 (4.3)
アクセス (4.9)
イベント充実 (1.9)
グルメ (2.7)
アウェイお楽しみ (2.0)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集

移籍情報