【愛媛 vs 長崎】もがき苦しむチームで、吉田眞紀人が発した芯を食う言葉

2020年10月20日(火)


愛媛は現在、今季4度目の3連敗中。客観的に見ればそれは決してポジティブな状況とは言えないが、吉田眞紀人はきっぱり「ネガティブには捉えていない」と言い切る。
そして、吉田眞はこの苦境を踏まえた上で、淀みなく、かつ力強い言葉で話し始めた。

「人生は上手くいかないことが付き物。それはサッカーだけでなく、何事においても言えること。僕はいままでの人生を振り返ってみても、上手くいかなかったときの経験がいまの自分を支えてくれていると感じる。だから、いまのこの状況がこれからの未来で僕たちを支えてくれるモノになると信じている。だからこそ、この状況から逃げずにやっていくことが大事だし、そうすれば自分たちにとってプラスの時間に変わっていくと思う。
結果が出ていないことで観ている方もストレスはあると思うけど、もちろんそれは僕らにだってある。でも、そこを乗り越えてこそクラブとしても選手としても愛されるモノになる。苦しみの深さを知れば喜びもデカい。クラブが前に進む上では、いまはすごく大事な時期。でも、選手たちが必死でもがいているこの状況を僕はネガティブには捉えていない」

チームが本来持つポテンシャルを発揮しきれていない現状についても“逃げる”つもりは毛頭ない。

「愛媛は昨季も良いサッカーをしていて、そのサッカーを知っている選手はいまも多くいる。もう一度僕たちは上手くいかなくなったときにそこへ立ち返ることができるし、健太さん(川井健太監督)と長く一緒にやっている選手たちがそのベースに立ち返らないといけない。結果が出ないからと言って、やることがブレブレになって何をやっているかわからなくなる方が苦しい状況から逃げた空っぽの1年になる。いまは健太さんが提示しているサッカーと、上手くいっていない現実があるけど、誰がチームを率いたとしても良いときと悪いときはある。ファンの人たちが不安になる気持ちもわかる。でも、あまり悲観して見ないでもらいたい」

選手たちは長い目で見てもらいたいわけでも、やさしい目で見てもらいたいわけでもない。ただ、全力で戦っているチームを信じて欲しいだけだ。
吉田眞は昨季途中から2度の大きなけがを経験。いまのチームの現状は個人としての苦境とオーバーラップするが、そんな状況から這い上がった彼だからこそ、その発した言葉には芯を食う重みがあった。


文:松本隆志(愛媛担当)


明治安田生命J2リーグ 第28節
10月21日(水)19:00KO ニンスタ
愛媛FC vs V・ファーレン長崎
ニンジニアスタジアム(愛媛FC)
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