【大宮 vs 琉球】覚悟を持って臨む――終盤戦へ、山越康平が気持ちを見せる

2020年10月31日(土)


「やっぱりいいなって。素直に楽しいなと思いました」

明治安田生命J2リーグ第29節長崎戦で、約2か月半ぶりの公式戦を終えた山越康平は、アディショナルタイムを含めた20分弱のプレーをそう頬を緩めた。攻守両面でビッグプレーはなかったものの堅実な対応を見せ、「うまく試合に入れて、無失点に抑えることができて良かった」とまずまずの復帰戦を振り返った。

昨年は左肩の脱臼で、シーズンの半分以上を棒に振ってしまった。背番号を42に変更し、心機一転で臨んだ今シーズン。第5節栃木戦で開幕戦以来の先発出場を果たすと、持ち味の対人プレーで強みを発揮。攻撃面ではロングフィードや鋭いくさびで攻撃の起点となり、レギュラーポジションをつかみ取った。そこには、新たな指導者の存在があったという。

「北嶋(秀朗)コーチに、クロス対応を教えていただきました。北嶋さんもFWだったので、こういうふうに守られたら嫌だよ、という点をアドバイスしてくれて、自分の中で視野が広がった、守り方の幅が広がったと感じてます。攻撃でもトラップやビルドアップについて教えていただいて、その効果もあるのかな」

その中での、第10節新潟戦での負傷だった。自身としても手応えを感じてきていた中での離脱に、相当な悔しさがあった。また、その後苦境にあえぐチームをただ見守ることしかできず、「焦りの気持ちも大きかった」と語る。タイトな試合スケジュールの中で練習試合もままならず、長期間の戦線離脱からゲーム感覚を取り戻すことは例年以上に簡単ではない。それでもコンディションを整えながら、ゲームを見ては「自分だったらこうしよう」と思いを巡らせ、気持ちを高めつつ来るべき時を待った。

「前の試合(第28節松本戦)でコウモ(河本裕之)さんがあれだけ体を張って守っている姿を見て、自分も覚悟を持ってピッチに入らないといけないと感じました」

その試合で左頬骨を骨折した河本、大学からの後輩である河面旺成…それ以外にも、戦いたくても戦えない仲間がいる。そうしたチームメートの無念を胸に、山越は試合に臨む。


文:土地将靖(大宮担当)


明治安田生命J2リーグ 第30節
11月1日(日)14:00KO NACK
大宮アルディージャ vs FC琉球
NACK5スタジアム大宮(大宮アルディージャ)
みんなの総合評価 (4.4)
臨場感 (4.8)
アクセス (4.2)
イベント充実 (3.7)
グルメ (3.3)
アウェイお楽しみ (3.4)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集