【大分 vs 川崎F】来季の続投が決まった片野坂知宏監督 残り8試合も最大値を出し切る

2020年11月20日(金)


来季の早いスタートを見越して片野坂知宏監督の続投が決まったのは今月19日。クラブ歴代最長となる6シーズン目を率いることになる。片野坂監督は「来季のJ1リーグは20チームとなり、降格は4チーム。今年とは比べものにならない程の厳しい闘いが待っている。目の前の一戦に全力で“最大値”を出し、皆さまの励みになる、スピーディーでアグレッシブな試合を表現したい」とクラブを通してコメントした。

2016年に当時J3だった大分の監督に就任し、口癖のように練習から試合まで「最大値を出すこと」を徹底し、就任1年目でJ2昇格、3年目でJ1昇格、同一クラブで史上初の“2段階昇格”を果たした手腕は見事というほかない。今季もコロナ禍で選手のコンディションのバラツキがあるなか、肝となる戦術の落とし込みを徹底。好不調の波はあったが、既存の選手の下地に、新戦力はそれぞれの色を乗せ、2020年の作品を描き終えそうだ。

しかし、残り8試合で鬼門となるのが今節の川崎F戦であり、次節のC大阪だ。片野坂体制となり、リーグ戦未勝利が続く相手だ。特に川崎Fはこれまで3連敗、試合内容も圧倒され、手も足も出なかった。さらに川崎Fは優勝の懸かった大一番。今季の自分たちに実力を知るに絶好の相手であるが、「ホームで優勝させたくない」(片野坂監督)との言葉が偽らざる本音だろう。

前節の柏戦が延期になり、2週間余り試合が遠かった。26節横浜FC戦の逆転勝利の勢いを止められた形となったが、片野坂監督は「試合の準備、体力回復のメリットはある」とポジティブに捉え、今節に向けて粛々と川崎F対策を練ったに違いない。「全員が巧いし守備の厳しさもある。勝つのは至難の技だが、やってみないと分からない。サッカーは何があるか分からない。思い切りチャレンジできる」の言葉に力がみなぎる。

目の前の一戦に全力で最大値を出し切る指揮官に、消化試合との考えはもちろん、来季につながる試合との考えはない。高めた一体感を緩めず、盤石の態勢で残り8試合を全力疾走する。


文:柚野真也(大分担当)


明治安田生命J1リーグ 第28節
11月21日(土)14:00KO 昭和電ド
大分トリニータ vs 川崎フロンターレ
昭和電工ドーム大分(大分トリニータ)
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